法人税収マイナス
昨年末の世界同時不況による企業の業績悪化は深刻な問題となっています。
今日の新聞記事には、「2009年上半期(4月~9月)の法人税収がマイナス」と書かれています。
これは、財務省が昨日発表したもので、作秋のリーマン・ショック後の急激な景気の落ち込みが法人税収にも表れているということです。
具体的には、法人税の還付金が法人税収を1兆3075億円上回ったことによって赤字に陥ったことがわかったようです。
この法人税の還付金は、前年度に納めた法人税額の半分相当を中間納付として納め、その後、確定法人税額が中間納付額を下回ったことで発生したものであり、急速な景気の落ち込みで多額の還付金が発生したことが原因であるとされています。
記事では、この減収分を国債の増発で穴埋めする方針と書かれていますが、今後の税制改正(22年度改正)の動きも含めて注視する必要があると思います。
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